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2024年10月24日
ブログ
爪トラブル
足について
中世ヨーロッパの靴事情
こんにちは、巻き爪ケアヨネクラ船橋店のAです。
最近読んだマンガは宇宙兄弟。(やっと最新刊まで追いついた)
SFは夢とロマンが詰まっていて大好きです。
ガーデニングのゲームも始めてみました。画面が小さいので老眼には辛いですが、お花がきれいで癒されます。
今日は靴にまつわるお話、中世ヨーロッパ編をご紹介します。
ベルサイユ宮殿にはトイレが無い
ほとんどの方がご存じだとは思いますが、ベルサイユ宮殿にはトイレがありません。当時のヨーロッパには下水が無く、植え込みや木陰などの屋外で、またはおまるを使って用を足していました。汚物はそのまま窓から投げ捨てるというスタイル。今では考えられませんね。町中にあふれたゴミや汚物を避けるために接地面積の少ない靴、後のハイヒールが考案されたと言われています。
男性も愛用ハイヒール
汚物を避ける役割を果たしていたハイヒールをファッションアイテムとして広めたのは太陽王と言われたフランス国王ルイ14世(1638~1715年)です。
彼は背が低かったので、ヒールの高い靴を愛用していたそうです。
肖像画では赤いヒールを着用しています。おしゃれですね。
でも、足爪は圧迫されて巻き爪になっていたり、爪が痛かったのではないか?と想像してしまいます。
とんがり靴プーレーヌ
絵画で見かける先端が異常に細く尖った靴(ピンとこない人は道化師を想像してみてください)をプーレーヌ(プーライン)と言います。
上品に細く尖った足は、労働をしない上流階級の証だったそうで、裕福な階級でブームが起こりました。次第にエスカレートして、先端を持ち上げてひざ下のガーターベルトで留めないといけないという事態も起こったくらい細く長くなりました。実用性無視の特殊な靴ですが、男女問わず、大人から子どもまで履く人気ぶり。
最終的にイギリスの王様が禁止令を出してブームは終息を迎えたそうです。
プーレーヌが流行したことで、外反母趾に苦しむ人が劇的に増加したという研究結果もあるようです。
低身長の味方!
履くだけで背が高くなる、しかも足だけ長くなる、スタイルアップに絶大な力を誇る厚底靴。私と同年代の方たちは若かりし頃履いていたこともあるのではないでしょうか?
流行は繰り返します。15世紀には厚底靴が存在しました。
花魁道中で履く高下駄を想像してみてください。
おいそれとは近づけない高貴なイメージは当時にもあったようで、権力誇示のため妻や娘に男性が履かせていたようです。
モテるための小足
小足と言ったら中国の纏足を思い浮かべる方は多いと思いますが、ヨーロッパでも小足がモテる時代があったようです。纏足のように足を変形させるのではなく、ヒール部分に工夫をして小足を演出していました。
ヒール部分がかかとの真ん中(土踏まずに近い方)にあるのです。かかとから上をドレスで隠すと小さな足の完成です。
さいごに
今回は中世ヨーロッパの靴事情を紹介させていただきました。
「おしゃれは足元から」なんて言われるように、ファッションを語るうえで靴は切っても切り離せないアイテムです。今回お話したことで、歴史や絵画、当時のファッションなどに興味をもっていただけたら嬉しいです。(この記事を書いて、「ベルサイユのばら」と「イノサン」を読み返そうと思いました。マンガ大好き!)
当時の人達もおしゃれのために足趾や爪にトラブルを抱え、辛い思いをすることもあったようですが、現代には私たちがおりますのでご安心ください。「巻き爪が痛い」「爪が切れなくて困っている」「タコ、魚の目が痛い」などのお悩みの解消を、巻き爪ケアヨネクラがお手伝いいたします。
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